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第33章 彩香、真実を聞かされる

彩香と真が、気持ち良さそうに眠って、

一時間程たっただろうか？

病室に、聖夜がやって来た。

山名夫妻は、揃って「「シーー！」」

圭子「二人、一緒に寝てるんです。

検査結果出たんでしょうか？」

聖夜「もう少しお待ちください。

どうしてるか見に来たんです。

一緒に寝てるのですか？

彩香ちゃんは、真を思い出したんですか？」

「思い出してはいないようですけど、

真さんの気持ちは分かったようです。

それに、元々彩香ちゃんは、

真さんに片想いしていたのですから、

今も昔も、真さんを愛しているんですよ。

真さんに抱き締められると

落ち着くって言ってました。

昨日寝てないのと、疲れているので

安心しきって寝ちゃったんですよ。」

「そうですか。二人の赤い糸は

切れそうにないですね？

彩香ちゃんは、覚えてなくても、

真に惚れるんですね？」

少し寂しげに笑った。