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第33章 彩香、真実を聞かされる

彩香「ありがとう。お母さん」

圭子「彩香ちゃん」

圭子は、彩香を抱き締めた。

山名「圭子は、お母さんか？良いなぁ」

彩香「おじ様も、お父さんみたいですけど、

パパは、いつも私の胸の中にいてくれます。

お父さんって言っちゃうと、

拗ねちゃう気がします。

パパが可哀相なのでごめんなさい。」

圭子は、山名にピースマークを見せつけた。

山名「仕方ないな(笑)

圭子、お前の優越感がムカつくな！」

彩香と圭子、真は、ケラケラ笑った。

楽しいひとときだった。

退院の用意をして、病室を後にした。

病院の駐車場まで、聖夜と舞が送ってくれた。

聖夜「気を付けて帰って下さい。」

彩香「ありがとうございました。」

真「じゃあな」

聖夜と舞は、手を振って見送った。

彩香の心の傷が癒えますように

二人は祈っていた。