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第34章 二人は愛の巣へ

「そうだよ。俺も、専務として、

彩香には謝らないといけない。

本当に怖い思いをさせてしまい。

申し訳ありません。謝ってすむものでは無いと

思ってるんだ。彩香の心の傷は、専務ではなく、

藤堂真個人として、一生かけて癒したいと思っている。

彩香が、心から笑えるようになれるよう。

俺の愛で包むから、

俺にできることは何でもするから、

許してほしい。」深々と頭を下げた。

「社長も真も止めてください。

私が、悪いのに･･･私が、悪いのに･･･

そんな･･わぁ～ん」滝のように涙を流した。

「だから、彩香は、何も悪くない。

悪いのは林だろ？

勝手に彩香と付き合ってるって思い込んで、

暴走したり、盗撮したり、盗聴したり、

SNSに投稿したり、変質者だよな？

犯罪者は林だ！」