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第34章 二人は愛の巣へ

「私が、無意識のうちに、

私と付き合ってると思わすような

態度をとっていたのかと思って、

私は、そんなつもりもないし、

優しい上司としか思ってなかったから、

普通に接してたつもりなんだけど、

勘違いさせてたのかと思ったら、

私が、悪いのかって･･･

ううぅ～っ！私が、私が、悪い･･･」

「そんなこと無い！

精神的な病気だと判断されて、

無罪になる可能性もあるだろけど、

でも、病院には、入れられるだろう？

彩香は、被害者で、犯罪者では無いだろ？

彩香は、悪くない。胸を張って生きれば良い。

色々言う奴もいるだろう？でも、

分かってくれる人も沢山いる。

俺は、彩香が汚されたなんでなんて

思ってない。心は、傷ついたけど、

体は綺麗なままだった。

昨日、見たから分かってるよ」

真は、ウインクした。

「真、ありがとう。ありがとう。」