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第34章 二人は愛の巣へ

社長「私は、真の嫁は彩香ちゃんしか

いないと思ってるんだよ。

真を見ていたら、誰の目にも一目瞭然だろ？

真は、優しくなった。

表面上は優しかったけど、

人を寄せ付けない雰囲気があった。

目上の人には可愛がられるんだけど、

人と言うより、女性だな？

自分を好きになってくれる女性に冷たい。

きっと結婚するつもりなかったよな？

違うか？真？」

「後継がいるからな？結婚しないと

いけないとは思ってたけど、

籍だけ入れて、一緒に住むのは嫌だから、

別居生活になるだろうと思っていた。

だから、健康なら誰でも良いかなぁ？って

思ってたよ。」

「ほら、こんな奴だろ？後継の為に籍だけ入れて

知らん顔するつもりだったんだよ。

冷たいよなぁ？」

「私には、子供はまだ要らない。

彩香を独り占めしたいからって、

いつも言ってますよ。」