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第34章 二人は愛の巣へ

「当たり前だ！彩香は、可愛い！」

「分かった！分かった！帰るよ。

これ以上、当てられては、

たまったもんじゃないよ。(笑)」

社長は、風のように帰っていった。

エレベーターまで送って行った。

コンシェルジュにタクシーを頼んでいたけど、

来たら、連絡くれるから、

待っていて下さいって言ったら、

お邪魔虫は、退散すると言って、帰っていった。

エレベーターが下に降りると、

真は、待ちきれなかったように

彩香を抱き締めた。

キスしようとしたら、彩香に口を押さえられた。

「帰ってからね？」

「誰もいないから良いだろ？」

「ダメ！」

「じゃあ、早く入ろ？」

彩香の手を引き玄関に入った。