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第34章 二人は愛の巣へ

「ヘエッ？やだ！真、いつの間に？」

「彩香、奴じゃ無いだろ？

彩香の前にいるのは誰だ？」

「真だよ。」

「そうだ。真だ！

彩香は、真を愛してるんだろ？」

「当たり前でしょ？

？･･･信じてくれないの？･･･？

どうして、そんなこと今さら聞くの？

私が、いやがったから？

だから、信じてくれないの？」一筋涙を流した。

彩香は、真が信じてくれてない事がショックで

それ以上、言葉にすることができなかった。

「信じてるさ。

信じてるに決まってるだろ？

信じてるから、聞いてるんだ。

当たり前の事を、もう一度当たり前だと

言って欲しかっただけだよ。

疑ってる訳じゃない。彩香が、俺を愛してるのを

俺が、知らない筈無いだろ？」