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続おデブが愛されちゃダメですか?
第35章 さようなら真
圭子と遼介は、真の悲痛なまでの叫びに

心が痛んだ。

遼介「真くん、君が悪い訳じゃないと思う。

勿論、彩香ちゃんが悪い訳でもないと思うよ。

何か歯車が狂ったのかな?

悲しい事件があったから、彩香ちゃんには

ダメージが大きすぎたんだよ。

君は、何も悪くない。」

遼介は、それ以上言葉が出てこなかった。

彩香は、真と自分の珈琲は、

当たり前のようにお揃えのマグカップに

入れて持ってきた。遼介と圭子の分は、

客用の珈琲カップに入れて持ってきた。

出ていくのだから、自分のも

客用の珈琲カップに入れて

持ってくる方が自然だと圭子は、思った。

彩香ちゃんは、無意識にこのマンションは

我が家だと思っているのだと確信した。

彩香ちゃんには、真さんの隣が似合っていると

圭子も遼介も思っていた。

素直に帰ってこれるように、

心の傷を癒してやれたらと、思ったのだった。
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