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第35章 さようなら真

「ううぅ～ひっ、真ぉ～、ううぅ

どうしてこんな風になっちゃたんだろ？

愛してるのに、愛してるのに、

信じられない。真を信じることが出来ない。

ごめんなさい。ごめんなさい。」

彩香は、泣き崩れた。

圭子「彩香ちゃんは、悪くない。

謝らなくていいのよ。

彩香ちゃんが、それだけ傷ついてるって事よ。

謝る必要は無い。真さんも、

それは分かってるわよね？」

真「彩香は、謝らなくていいんだよ。

俺が、彩香を守れなかったから、

俺が悪いんだ。ゴメンな。傷つけてごめん。」

彩香「そうして、真が、

私の為に悪いことをしたと

思ってくれるのが、余計に辛いよぉ～。

ごめんなさい。

彩香のせいでごめんなさい。」

真が、彩香を思い、謝れば謝るほど、

彩香は、傷つく。

遼介「真くん、今の状態なら、いくら話しても

堂々回りだよ。少し、距離を置いた方が

良いんじゃないかな？」