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第36章 真と彩香、別々の生活へ

彩香side


彩香は、山名のおじ様の運転する車に乗っていた。

一生懸命歯を食い縛り、泣かないように

我慢しているようだった。

圭子「彩香ちゃん、

泣きたい時は、泣いて良いのよ。

我慢するから、疲れる。

私達は何のためにそばにいるの？

彩香ちゃんが、泣きたい時に

泣ける場所になるためよ。

よく頑張ったよね？少し肩の力を抜きなさい。

娘は、親に甘えて良いのよ。

辛い時は、辛いって言いなさい。

吐き出しなさい。

少しは、心が軽くなるかもよ？」

圭子は、彩香ちゃんを、抱き締めた。

彩香「わぁーーーーーーっ！

真、真が、泣いていたの、

私の、私のせいで泣いていた。

真を傷つけた。嫌なのに、嫌なのに

私は、真を傷つけた。」