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第36章 真と彩香、別々の生活へ

彩香「遼ちゃん、お邪魔します。」

遼太「彩香、おかえり。自分の家だと思って

いつまでいても良いぞ。ゆっくりしろよ。」

彩香「ありがとう。」

圭子「さあさあ、中へ入りましょ。

朝御飯食べてないでしょ？

何か作るわね。」

遼太「今日は、お手伝いさんに、

朝御飯用意してもらった。

お腹すかして帰ってくると思ったから、

頼んだんだ。一緒に食べよ。」

遼介「遼太、お前にしては気が利くな？(笑)」

遼太「父さん、『お前にしては』は、余計だろ？」

遼介「ハハハハハ悪い悪い

彩香ちゃんも、お腹すいただろ？

食べようか？」

彩香「はい。いただきます。」

遼太「いつもは、母さんが料理は

作ってくれるんだ。掃除とか、洗濯、買い物とか、

お手伝いさんに任せてるんだ。」