パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第36章 真と彩香、別々の生活へ

圭子「真さんの事は怖くないのね？」

彩香「真ぉ･･･」

圭子「会いたいんでしょ？

真さんに、会いたいんでしょ？

どうして我慢するの？

抱き締めて貰いたいんでしょ？

一番会いたいんでしょ？」

「会いたくない。会いたくない。

言わないで、迷惑かかるの嫌だよ。

言わないで、心配かけたくないよ。

大丈夫だから、もう大丈夫だから

言わないで、おば様、言わないで」

「分かったから、泣かないの。

何で、そんなに気を使うの？

真さんは、甘えてほしいと思うわよ。」

「ううぅ～、ダメだよ。」

遼介「彩香ちゃん、真くんに来てもらって

抱き締めてもらえば、落ち着くんじゃないか？」

おじ様の言葉に、又震え出した。

圭子「彩香ちゃん･･･」

どうして、こんなに頑ななのか？

こんなに怯えているのに、

一番会いたい人を拒絶するのか？

不憫でならなかった。