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第36章 真と彩香、別々の生活へ

彩香「･･･真ぉ、助けて！真ぉ、真ぉ

ううぅ～！」

圭子「彩香ちゃん、彩香ちゃん」

彩香を、抱き締め、呼び掛けた。

彩香は、夢の中にでもいたのか？

「おば様？」

「彩香ちゃん、大丈夫？」

「ううぅ～おば様、怖かった。

怖かったよぉ～！気持ち悪い。気持ち悪い。

ううぅ～、やだ！やだ！やだ！」

「夢を見たのね？怖い夢を見たの？

真さんに会いたいの？来てもらう？」

「ダメ！真に言わないで。ごめんなさい。

ごめんなさい。真に言わないで･･･」

「彩香ちゃん、遼太のこと怖いの？」

「ごめんなさい。ごめんなさい。

大丈夫。大丈夫。怖くない。怖くない。」

「彩香？俺の事怖くないのか？」

彩香は、ビクッとした。

「･････」

「彩香ちゃん、やっぱり怖いの？

男の人怖いんじゃないの？

真さんの事も怖いの？」

「真、真、真、ううぅ～真ぉ」