パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第36章 真と彩香、別々の生活へ

今まで、一人で、暮らしてきたのに

彩香との暮らしが、あまりにも愛が

溢れていたから、幸せで、幸せ過ぎて

そのギャップに耐えられずにいた。

「お前ら、今日は帰るなよ。朝まで飲むぞ。」

帰られる寂しさに、押しつぶれそうだった。

俺は、本当に弱い人間だ。こんなだから、

彩香を守れなかったんだ。

ごめん彩香、明日からしゃんとするから、

今日だけ、ごめん。

酒を浴びて、乗りきるよ。

心の中で、語りかけた。

酒を飲み、涙し、口を開けば「彩香」

又、酒を飲んで、「彩香が、泣いてる。

俺が、悪いんだ。彩香を泣かせてばかり」

又、酒を煽った。親父から電話がかかってきた。

親父も、聖夜も、隼人と要も、

彩香の事が大好きだった。

良い娘だと思っていたし、

真と幸せになってほしいと思っていた。