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第36章 真と彩香、別々の生活へ

４人で、食卓を囲んだ。

圭子が喋りかけると、

それなりに話をする彩香だったけど、

遼介と遼太が、話しかけると、

「はい。」「いいえ」「そうですね」

そんな、短い返事しか返すことができなかった。

それが悪くて、居たたまれなくて、

さっさと食事を済ませ、自分の食べた食器を

片付けようとしたら、

圭子がお手伝いさんの仕事だからと、

させてくれなかった。それで

仕事をしてきますと、部屋に逃げた。

ダイニングテーブルで３人は、

これから大変だと、顔を曇らせた。

遼太「母さん、彩香は、やっぱり

俺の事怖いのか？父さんの事も？」

母「そうね。男の人が、怖いみたいね。

助け出された時から、真さん以外の

男の人を怖がっていたみたいだわ？」