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第36章 真と彩香、別々の生活へ

ココアを温めなおして、

圭子とリビングのソファーに座った。

彩香は、頷いたりするくらいで、

殆ど喋らなかった。熱いココアを

フゥーフゥーしながら、

ただひたすらココアを飲んでいた。

圭子「彩香ちゃん、晩ごはん何食べたい？

そろそろ用意始めようかなぁって思うんだけど？」

彩香「私も手伝います。」

彩香は、この場を早く離れたかったから、

ソファーから立ちあがり

キッチンに行こうとした。

圭子「彩香ちゃん、今日は良いわよ。

明日から手伝ってくれたら？」

彩香「手伝わせて下さい。大丈夫ですから」

圭子「じゃあ、一緒に作ろうか？」

彩香「はい。」彩香は、嬉しそうに返事した。

彩香は、おば様がいてくれて良かったと思った。

おば様がいなかったら、

どうしていたのかと考えただけで恐ろしい。

二人は、仲睦まじく、本当の親子のように

楽しそうに、料理を作っていた。