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第37章 真に会いたい気持ちは募る･･･

真が、彩香に会いに来る。

１日目

朝に、LINEが届いた。

真『彩香、眠れたかな？』

『おはよう』

『愛してる。』

『何か欲しいものある？』

立て続けにLINEが届いた。

彩香は、それを既読無視した。

昨日、会いたくないと泣いていた事を

聞いていたから、想定内だった。

それくらいで負けないと、真は、思っていた。

彩香は、返事を返さないくせに、

穴があくんじゃないかと思うくらい

真からのLINEを見ていた。

PM２時頃

真が、山名邸にやって来た。

彩香が、喜びそうなエクレアを買って

持ってきた。

ピンポ～ン

「はい。どちら様ですか？」

お手伝いさんだろうか？

「藤堂真です。彩香さんに会いに来ました。」

「少々お待ちください。」

門が開いた。

真の車が門の中に入った。

玄関の扉が開いて、圭子が出てきた。