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毒蜜喰らわば
第6章 dejavu・・?
それにしても・・
この体の熱りはなんだ?
このまま彼の胸に顔を埋めてしまいそうなほど、
私の体は茂の方に傾いているじゃないか。
いけない、と頭ではわかっているのにどんどんと体が茂の方に寄っていく。
そしてついに、彼の二の腕に自分の重みを伝えてしまった。
「あっ!すいません・・酔ったのかしら、私」
慌てて体を離そうとすると、茂の方から私の肩を抱き寄せた。
手のひらの熱が、肩から全身にひろがっていく・・
「僕の方こそ・・こんな事してしまって・・でもね、言い訳するわけじゃないけど・・
自然と体が動いてしまって・・
お願いです。少しの間、こうしていてもいいですか?」
彼も・・
茂も自身の意なのかどうかもわからないなんて。
もしかしたら私達・・
なにかに導かれるようにして・・
恋に落ちていくのだろうか・・
茂の肩に頭をより掛けて、池の中に広がっていく波紋を見つめていると、
目の前を一匹の蛍が・・
空に向かって飛んで行った。
この体の熱りはなんだ?
このまま彼の胸に顔を埋めてしまいそうなほど、
私の体は茂の方に傾いているじゃないか。
いけない、と頭ではわかっているのにどんどんと体が茂の方に寄っていく。
そしてついに、彼の二の腕に自分の重みを伝えてしまった。
「あっ!すいません・・酔ったのかしら、私」
慌てて体を離そうとすると、茂の方から私の肩を抱き寄せた。
手のひらの熱が、肩から全身にひろがっていく・・
「僕の方こそ・・こんな事してしまって・・でもね、言い訳するわけじゃないけど・・
自然と体が動いてしまって・・
お願いです。少しの間、こうしていてもいいですか?」
彼も・・
茂も自身の意なのかどうかもわからないなんて。
もしかしたら私達・・
なにかに導かれるようにして・・
恋に落ちていくのだろうか・・
茂の肩に頭をより掛けて、池の中に広がっていく波紋を見つめていると、
目の前を一匹の蛍が・・
空に向かって飛んで行った。