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ヒメゴト《不定期更新》
第4章 真夜中に忍び寄る4本の手
私は20代の会社員。
今日は会社の飲み会があってその帰り道。
「遅くなっちゃったな…」
街灯が少なく、薄暗い道を小走りで自宅へと向かう途中。
「うぅ、どうしよ。家まで持たないかも…」
私を襲っていたのは尿意。
真っ直ぐ行って歩けばあと10分かからないくらいで着けるけど、そんなに保たないと思い、角を曲がってすぐにある公園のトイレを借りる事にした。
個室は二つあって、私は手前の和式に入り、用を足す。
夜の公園は不気味で、女の子一人こんな時間に出歩いて襲われても文句は言えないけどさ。
最悪の事態を思い浮かべ、頭をプルプルと振った。