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第16章 特定の場所

『そうだな……変なこと聞いて
しまったな……今日だけ、一緒に
寝てくれるか？朝起きたら
いつもどうりだ……』

『はい』

アイマスク、ロープ、首輪、
全てはずされた。

ご主人様と一緒に……
胸が息苦しい……
こんなに近くにいる事なんて
夢みたいだから。

ご主人様の腕の中にいる私……
かおり様が居なくなって
ぽっかりあいた穴……
私はかおり様の代わりには
なれないもの……
同じく愛されたって
かおり様には勝てないのは
わかってる……