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初恋の男に多頭飼いされました!
第5章 奴隷の教科書
かおり様は立ち上がり、壁にかかっている
リードを持ってきた。
かおり様が巻いてくれたスカーフ……を
はずされ、リードが私の首輪にカチッ!とした
音と……グィグィ引かれる……
かおり様が何か……違う人に見える
『めぐ!どうかしら?私にリードを
引かれる気分は……めぐはまだ、私に
対抗しようとしてるわよね?昔は私のこと
だけ達也様は見てくれたのに!邪魔な女が
いる……って感じかしらね!』
『そこまで……邪魔だなんて……』
『そこまでは思ってなくても、
思っているわよね!正直に話しなさい』
『かおり様に達也様の事知らないって
言われて、私だって小さい時からの
歴史があるし、きっと私のことだけ
見てくれると思ってるし、ご主人様に
一番にはなれない!って言われて
どうして……そんなに否定するの?って。
かおり様が居なかったら……って
思ってしまうし、でも、私に優しく
してくれて……私……わかりません……』
『かおり!連れていけ』
『はい、すいません見苦しいものを……』