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第5章 奴隷の教科書

やっぱり、かおり様は私の知らない
ご主人様とそうやって、信頼関係を
作ってるから、私なんていても……
平気なのかな……
それとも私に負けない自信があるの？？

私の心は葛藤はじめる……
なのに……かおり様の指先に、
身体は感じてゆく……
心は嫌がってるはずなのに。

『教えてあげたでしょ。めぐは私に
懇願しなくちゃ！早くしなさい！
ちゃんと自分の言葉で考えてね！』

そんな……私の小さいプライドを
粉々にしてゆく……
でも、かおり様を認めなくちゃ、
私のこれからは何もなくなる気がした
ご主人様に、認められたい……

『かおり様、感じちゃだめ……って
言われてたのに感じてしまいました。
どうか、できそこないの奴隷に
罰を与えてください。』

『そうね！できそこない！
めぐにぴったりの響き。気にいったわ！』