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第9章 秘密

かおり様は本当に強い……
私には真似できない……
奴隷としてはかなわない……

『めぐちゃん、達也様には内緒だよ。
二人でこんな話したこと。
病気の事は話したって言うけど
私の気持ちとかは内緒ね。めぐちゃんが
私を受け継いで。そしたら、私……
救われるの。私も生きれるだけ
頑張る！ねっ！わかってくれる？』

『はい……私は何があっても逃げません。
私に知らない世界教えてください。
私……強くなりたい。かおり様みたいに』

『良かった……わかってくれたね！
ちょっと待ってて。』

なんだか、私……小さい！かおり様も
ご主人様も尊敬した。私の変わりにかおり様が
罰を受けることもあって、体調悪いはずなのに
お二人の気持ちを、考えると
私はちっぽけで自分の事しか考えて
ない最低だと自覚してしまった。

かおり様はご主人様の靴を抱えてきた。

『めぐ、達也様の靴好きでしょ？綺麗に
舐めて。靴の裏もね……これも奴隷の
仕事だから……』

『はい！』