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梅の湯物語
第11章 荒野の三人
変なオイルの匂いに
うたた寝していたお梅が目を覚ます
3人の異様な格好を見て

「なんだいお前たち
 チンポがパンツから出ちまってるよ」

「お梅さんごめんよ
 立派すぎて収まらないんだよ」

胸筋をピクリとさせて徹平が女湯を意識しながら答える。

「そうかい。
 わたしにはパンツが小さいようにしか見えないがね」

呆れたお梅がそう返すと

「お梅さんにはわからないかもしれないが
 若い女はこの立派な亀頭と一本筋がたまらないんだってよ」

カッコつけて真也がそう答えると
ちょうど女湯に入ってきた真澄と沙也佳が3チンの滑稽な姿に一瞬真顔で凝視したあと、口許を押さえてクスクスと笑う。

「お嬢さん、恥ずかしがらなくても良いですよ」

流し目をした三太に

「う、うん。
 お梅さんお金おいとくね」

と笑いを堪えて逃げるように番台の前から消えた。




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