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梅の湯物語
第2章 深夜営業やってます
女性はビクッと体を震わせた。

「貴女のうしろ姿に見惚れてしまいました」

男の手がすっと腰に回される

「あの...」

女性は驚きで身動きが取れない。

「こんな混浴とは知りませんでした。
 しばらく無くしていた欲望が目を覚ましてしまったようです」

その間にも隣からは絶え間ない女の喘ぎ声、男の肌を打ち付ける音が聞こえてくる。

男の顔が女性の目の前に現れたと思ったら、男はそっと唇を重ねていた。
女性の体が強張る。

唇を離した男は

「これも何かの縁
 せっかくですから欲望のままにお互いを求めてみませんか?
 もちろんあなたが嫌でなければ」

男が、妖しく微笑む

「でも...その...久しくそういうことは」

女性が男の視線を避けた。

「大丈夫、僕もです」

優しく微笑むと女性の唇を親指でそっと撫でて
また唇を重ねる。

湯船のなかで引き寄せられる腰
絡まる指...

「アッ...」

女性は男の求めに応じて舌を絡めていた。



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