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梅の湯物語
第2章 深夜営業やってます
会話のない二人だが
隣の混浴からは女性のあられもない喘ぎ声がはっきりと聞こえてくる

「...すごい ですね」

思わず男が呟いた。

「...ええ、ほんとに」

女性は恥ずかしそうにうつむいた。


男は少しだけ女性に近づいた。

「この町の方ですか?」

「いえ、旅をしていまして
 たまたまこの町に...」

二人の会話は喘ぎ声にかき消されてしまう。

男はさらに近づいた。

「私も仕事でたまたま」

「そうですか...」

隣の混浴からは


「イッ イッ イクゥゥゥゥゥう」

という叫び声


二人は顔を見合わせた。
少しだけ笑った。

「あの...失礼ですがご結婚は?」

男性が聞く
気づけば二人の距離は相当縮まっている

「過去に一度」  

女性がそう答えると

「そうですか。
 私は恵まれませんでした」

男が少し寂しそうに答える。

「こんなに素敵な方なのに?」

女性が驚いて聞く

「素敵なのは 貴女ですよ」

湯船のなかで男の手が女性の手に重なった。


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