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梅の湯物語
第5章 放課後保育もやってます
「まったく、毎日毎日よくやるよ。
達吉、桶が壊れちまうまえに止めといで」
お梅さんの合図
長椅子で横になっていた達吉が起き上がる。
「お湯も温くなっちまったろ。
あの子たちにかま焚きさせとくれ」
「あいよ」
達吉は風呂場に入り
「終わりだーー!!」
と大声をあげる。
運動会の玉入れよろしく勢いよく左右に飛んでいたケロリンがピタリと止まった。
「桶の数数えろよ。
多い分は番台に持っていけ。
シャンプーなんかもきれいに並べろ。
ほら、三太、龍平、圭介かま焚きいくぞ」
「水いれてきたのは女たちだよ」
龍平が不満そうに言う
とたんにペシッと頭を叩かれる。
「オメーらが覗こうとしたのが悪いんだろうが」
「チェッ」
舌打ちしながら達吉に促され着替えて裏の釜場へいく
「今日も見れなかったな...」
「見れればいくらでも釜炊くけどよ...」
不満そうな男子たち
「オメーら馬鹿か。
毎日毎日覗こうとすりゃ、女だって警戒するわな」
達吉が大きくため息をついた。
「じゃあ、どうすりゃいいんだよ」
「そうだなぁ...」
達吉、桶が壊れちまうまえに止めといで」
お梅さんの合図
長椅子で横になっていた達吉が起き上がる。
「お湯も温くなっちまったろ。
あの子たちにかま焚きさせとくれ」
「あいよ」
達吉は風呂場に入り
「終わりだーー!!」
と大声をあげる。
運動会の玉入れよろしく勢いよく左右に飛んでいたケロリンがピタリと止まった。
「桶の数数えろよ。
多い分は番台に持っていけ。
シャンプーなんかもきれいに並べろ。
ほら、三太、龍平、圭介かま焚きいくぞ」
「水いれてきたのは女たちだよ」
龍平が不満そうに言う
とたんにペシッと頭を叩かれる。
「オメーらが覗こうとしたのが悪いんだろうが」
「チェッ」
舌打ちしながら達吉に促され着替えて裏の釜場へいく
「今日も見れなかったな...」
「見れればいくらでも釜炊くけどよ...」
不満そうな男子たち
「オメーら馬鹿か。
毎日毎日覗こうとすりゃ、女だって警戒するわな」
達吉が大きくため息をついた。
「じゃあ、どうすりゃいいんだよ」
「そうだなぁ...」