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梅の湯物語
第6章 家庭教師は手取り胸取り
翌日の学校帰り

「あれ?梅の湯行かないの?」

佳菜子が部室に居残る男子に聞いた。

「あ?!ああ...俺たち試合のミーティングあるから」

陽斗が答える。

「ふーん...
 なんでラグビー部とバスケ部と卓球部がミーティングするの?」

「ま、なんつぅか。
 異種混合作戦?!
 ほら、同じ競技同士だと作戦がバレちまうから」

「ふーん」

佳菜子の疑いの目は変わらなかったが今の男子にそんなことはどうでもいい。

今日こそ目的を達成させる方が大事なのだ。
そのための重要なミーティング。


達吉によれば...

「だいたい娘ッ子の裸を見て何が楽しいんだ。
 女は男を知ってからがいいんじゃねぇか。
 胸はでかくなるし、腰は括れてくるし
 何より片膝ついて湯をかける姿は色っぽいぞぉ
 それを見たくねぇか?」

「見たい、見たい!!!」

三太に圭介、龍平は首を縦に振りまくった。

「姉さんたちが来るのはオメーらが帰ったあと
 8時過ぎだ。
 いっぺんに来たらダメだ。
 数人ずつが日にちを開けてくればきっと成功するさ」

「そうかな」

「ああ、間違いねぇ
 それに、その時間お梅さんは大概寝てるしな」

3人は頷いた。


とりあえず、今日は選抜メンバーで臨むことにした。






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