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梅の湯物語
第7章 湯上がりラムネをご一緒に
桜は電車通学。
帰り道、参考書を広げたままウトウト...
隣の人の肩に寄りかかってしまう。
ハッと気付いて頭をあげてもまたゆらゆらと隣の人の肩へ...
それを2・3度繰り返していたら持ち上げようとした頭を押さえられた。
ビクッ
桜は驚いて隣の人を見た。
「柏木...さん?!」
雅人はにっこり笑って
「梅之木町についたら起こしてあげるから寝てていいよ」
桜の頭を自分の肩に乗せた。
「でも...」
戸惑う桜に
「いいから」
桜の頭を押さえて自分の肩に乗せている。
桜は目をつぶって寝たふりをしたが心臓がドキドキしてもう寝てなんていられない。
気付けば桜が鞄を押さえている手に雅人の手が重ねられている...
どうしよう...
雅人に触れている頭や手が急に熱を持って
心臓が壊れるんじゃないかってくらいドキドキとものすごい勢いで動いている。
...息が 苦しい
桜は真っ赤になって唇をぎゅっと結んで梅之木町までのたった10分の長い時間を耐えていた。
帰り道、参考書を広げたままウトウト...
隣の人の肩に寄りかかってしまう。
ハッと気付いて頭をあげてもまたゆらゆらと隣の人の肩へ...
それを2・3度繰り返していたら持ち上げようとした頭を押さえられた。
ビクッ
桜は驚いて隣の人を見た。
「柏木...さん?!」
雅人はにっこり笑って
「梅之木町についたら起こしてあげるから寝てていいよ」
桜の頭を自分の肩に乗せた。
「でも...」
戸惑う桜に
「いいから」
桜の頭を押さえて自分の肩に乗せている。
桜は目をつぶって寝たふりをしたが心臓がドキドキしてもう寝てなんていられない。
気付けば桜が鞄を押さえている手に雅人の手が重ねられている...
どうしよう...
雅人に触れている頭や手が急に熱を持って
心臓が壊れるんじゃないかってくらいドキドキとものすごい勢いで動いている。
...息が 苦しい
桜は真っ赤になって唇をぎゅっと結んで梅之木町までのたった10分の長い時間を耐えていた。