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梅の湯物語
第7章 湯上がりラムネをご一緒に
「桜ちゃん 着いたよ」

耳元に雅人の甘い声が響く。

桜は急いで頭をあげた。

「あ、ありがとうございます」

立ち上がり、ドアが開くと同時に電車を飛び降りた。

駆け出そうとした桜の腕を雅人が掴んだ。

「え?!」

桜の心臓が跳ねる。

「逃げなくてもいいでしょ」

振り向いた桜に甘いマスクで微笑む雅人

まともに雅人の顔が見れない。

桜は前に向き直ってこの状況をどうしたらいいのか考えた。

心臓は破裂寸前


「折角だからカフェでも行かない?」

雅人の甘い誘い

「あ、でもテスト期間中で勉強しないと」

桜は雅人を見ずになんとか声を絞り出した。

「じゃあ、勉強見てあげるよ」

雅人は腕を離してくれない。

雅人に捕まれた腕の血流が物凄い勢いで身体中を駆け巡る。

「だ、大丈夫です」

桜の背中で雅人がクスクスと笑っている。

「俺、そんなに嫌われてる?」

思わず振り向いてしまった。

「そんなことは...」

「じゃあ、ちょっとだけデートしようよ」

「デ デ デート?!」

焦った桜の口から動揺が飛び出す。

雅人はケラケラ笑って

「焦りすぎ

 ヤベー 桜ちゃん可愛すぎでしょ」

なぜか雅人の胸のなかにいた。

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