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梅の湯物語
第7章 湯上がりラムネをご一緒に
食後の紅茶を飲んでいると

「あれ?!雅人」

「おう」

雅人の友達が桜の背後からやって来た。

「お前、2限サボってひとに代返させといて
 こんなとこで女子高生とランチかよ」

「悪い」

雅人は片手で拝んで謝っている。

「でも、真奈美に見られたら大変だぞ」


...真奈美
  そうだ、柏木さんには彼女がいる...

桜は現実を突きつけられた気がした。

急に笑顔を無くして下を向いた桜の耳に届いた言葉

  
「ん?別れた」

雅人は平然と言う。

桜は顔をあげた。


「は?!別れた?」

友達も桜もビックリして雅人の顔を凝視した。

「いつ?」


「3日前かな?」


「まぢ?! なんで?」


雅人は桜を見つめにっこり笑って




「天使が舞い降りたから」









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