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第13章 消えた記憶

｢おい！ちょっと待て！話は終わってない！｣


Kiratoに群がる女達から、俺は女の腕を引っ張り自分の方へ引き寄せた。


｢ちょっ…と！｣


ﾊﾞﾗﾝｽを崩した女が、俺の胸によりかかる。

長い髪がｻﾗｯと流れて、女の白く細い首筋がﾁﾗｯと見えた。

そこには、虫刺されとは違う2つの赤い丸い傷。


……これはっ？

…なんだ？


俺は思わず、その傷を指でなぞっていた。