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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第13章 消えた記憶

「たくさん聞き出して、すまなかった。」

「どう?少しはお役にたてたかしら?」

「あぁ!おかげで、答えが出た。」

「そっ、なら良かったわ。」

「その傷、早く無くなるといいな。」

「フッ…変な人。あんたも、早く悩みが解決するといいわね!じゃーね!」



笑顔で軽く手を振って、女はまたKiratoの方へと走って行った。

そんな女の後ろ姿を見ながら俺は、首筋の傷が頭から離れずにいた。


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