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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第6章 昼と夜
「綺麗な色ですね。」
「そうでしょ?君が好きな紫艶の瞳と同じ色のカクテルだよ。」
「えっ?」
眞多さんの突然の言葉に、私は動揺する。
だって、私は一度も眞多さんに紫艶の瞳の色を話した事なんてないのだから。
何で?
何で眞多さんが紫艶の瞳の色を知っているの?
「眞多さん…何でそれを?」
「そのカクテルは君のために作った僕のオリジナルだよ。名前は、そうだな…“ヴァンパイアの瞳”とでもつけようか?」
疑問ばかりで戸惑う私に、眞多さんはクスッと笑ってそう言った。