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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第7章 初めての夜
見つめる先の紫艶が、口を開いて長い舌をペロンと出す。
そのまま私を見つめたままの紫艶に、私は近づいて、無意識のままに、その舌に自分の舌をゆっくりと絡めた。
私が心を預けた事に気分をよくしたのか、紫艶はまた私に口付けては、優しく私の髪を撫でる。
甘い甘い感覚に、私はすっかり溺れていく。
静かで暗い部屋の中。
紫艶の妖艶でそして魅惑的な、その体と瞳に、魅了されていく。
もう後戻りなんて、出来なくなってしまうほどに…。