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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第8章 嫉妬
ドンッ!!
「いやっ!何でこんな事するの?もう、やめてっ!」
力強くジョーを突き放して、私は自分の唇を手で拭い、ジョーをキッと睨んだ。
「何でって…お前の事が、好きだからに決まってるだろ?」
「えっ?うそ…っ。」
「嘘なんかじゃない。ずっと好きだったんだよ。」
「…………。」
突然のジョーからの愛の告白。
今までジョーを、恋愛対象に見た事なんてなかったから、どう返事をしていいのか分からない。
二人の間に沈黙が続いた。