この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第8章 嫉妬

「お前の事が心配なんだよ…。詩音莉、俺じゃお前の力になれないのか?俺はそんなに頼りないか?」
「ジョー?何言って…ンッ…!!!」
体を離した私の唇に、ジョーの唇が強く押し合てられて、私はパチパチとまばたきをした。
何で?どうしてキスなんて…?
突然のジョーの行動の数々に、私の頭は更にパニックになっちゃって、今のこの状況を理解出来ない。
唇にあたるジョーの唇の感触は、すごく温かくて。
紫艶の冷たい唇とは全然違う。
やだっ!
紫艶以外とは、キスしたくない!!

