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行こうぜ、相棒
第6章 Englishman In New York

エリは白いブラウスにスキニーのジーンズ姿でいた。ブラウスの下にはキャミソールとプレーンなベージュのブラジャー。
窓の外には海が見えた。
高速道路を1時間走り、太平洋に突き出した半島の先端にあるこぢんまりとした海辺のホテルに彼女は部屋をとった。
そしてこの「先生」と呼ばれる初老の男性の、別荘を訪問した。
彼はここで、エリにSMの縛りを施している。
白い十字の窓枠に切り取られた初夏の海。
わずかな磯場に砕ける波。
背中から回した縄が、ブラウス越しに、エリのバストを上下に挟んでゆく。
背筋が自然に伸びるように背中で縄を張られると、自ずと胸のふくらみが前に突き出される格好となる。しかも、そのバストのふくらみの上と下に2回ずつ縄を回される。エリのふくよかな乳房が上下に挟まれ、行き場を失って前に突き出される。
どうしようもなく淫らな格好。
先生は余計な口をきかず、ただ黙ってエリを固定してゆく。かすかなタバコの匂い。ごま塩のような色の、ツンツンと立った短い髪。
上下に挟んだバストの縄を、最後にそのセンターで縦に結わえる。
「胸は、これで完成」
先生はそう言った。
スツールの上で背筋を伸ばし、乳房を強調されて縛られるエリ。顔は赤く上気し、不思議と身体が熱くなる。

