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甘い時間は2人きりで
第2章 夜のレッスン
「ほらほら」と顔をグイグイ近づけられ、逃げれないようソファに組み敷かれた。
「ほら、早くー」
「ま、待って…」
「簡単やって。唇と唇をチュッとくっ付けるだけやん」
簡単って、恋愛をしてきたあなたならそう思うでしょうよ!
そう思っていたら、手を握られて、指が春人の唇に触れる。
指が柔らかい唇をなぞり、熱のこもった瞳でじっと見つめられる。
「茜さんの唇、ここにちょうだい…」
ひ、表情がすごくいやらしいよ…
「もー!するから、ちょっと待ってね…」
「うん。目閉じとくから、その間にキスして」
ドクッドクッ…
覚悟を決め、勢いのまま唇を押し付けてすぐ離した。
いざ自分からやったら、すごい恥ずかしかった…
「…初めてはこんなもんか」
「…これで満足?」
「全然」
「はっ!?」
「次は大人のキスが欲しいなー。舌をエロく絡めるヤツが」
ニッコリしたままとんでもないことをおっしゃる!
今度は春人の指が私の唇をなぞってくる。
なぞってるだけなのに、身体がピクリと反応してしまう。