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第7章 ワンコと過ごす休日

寝室のベッドに降ろされて、腕枕をしてくれた。

「嫌な事は寝ちゃったらすぐに忘れるから」
「うん」
「寝付けやんかったら、俺が寝かせてあげるから」
「うん…て、ちょっと！」

空いた方の手で、私の腕をいやらしく撫でてくる。

「エッチなことしないって言ったじゃん！」
「ふふっ、撫でてるだけやから。スベスベで気持ちいい」
「もー…」

夕飯を作る以外で、何もせずにダラダラした休みは初めてだった。
自分の家だと、何もする事が無ければ、何処かに出掛けるようにしてたから。
たまにはこういう休みの過ごし方も良いのかもね。

優しく吸い付かれるキスをしている内に、瞼が重くなってきた。

「眠い？」
「う、ん…」
「おやすみ」