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甘い時間は2人きりで
第7章 ワンコと過ごす休日
抱き寄せられて、肩に頭を凭れさせる。
春人に見つかったお陰か、先ほどまで落ち込んでいた気持ちが楽になった。
甘い雰囲気に浸っていると、わたげちゃんが作業部屋に入ってきた。
「わたげ、ここに入ったらアカンよ」
「くーん、くーん」
「どうしたわたげ?慌ててるみたいやけど…」
「あ…鯖焼いてたんだった!!」
急いでキッチンに駆け付けるも、グリルの鯖は真っ黒に焦げてしまっていた。
ああ、最悪…
ーーーーーーー
「茜さん、もう落ち込まんといてよ」
「だってー、勿体ないことしちゃった…」
「鯖が無くても、他の料理は美味しかったよ」
食事もお風呂も済ませて、ソファで春人に慰められる。
凡ミスのせいで、また自己嫌悪に陥る。
AVなんて見つけなければ良かった…
「……」
「えっ、わっ!」
抱き付かれたと思ったら、いきなりお姫様抱っこをされた。
「は、はる!下ろして…」
「大丈夫。今日はエッチなことしやんから。早く寝よっか、わたげもおいで」