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甘い時間は2人きりで
第8章 デート
今度は角度を変えたキスをされながら、ゆっくりと押し倒された。
ラブホテルだからなのか、いつもより春人が色っぽい…
緊張と色気のせいで、このままだと私の心臓が持たない…
「ま、待って!」
「なに?」
「とりあえず落ち着くために…お風呂入ってもいい?」
「いいよ」
春人をベッドに放置したまま、脱衣場に逃げ込んだ。
ふー、落ち着けー。
お風呂に入れば、少しはリラックス出来るよね…
全て脱ぎ終わり、浴室に入ろうとした瞬間、勢いよく扉が開いて春人が入ってきた。
「きゃあ!何で入ってくるのー!?」
「俺も入ろうと思って…」
「い、いや…私入るから…」
「ええやん。一緒に入ろ?」
結局、春人に押されるまま、一緒に入浴することに。
2人も入っているのに、余裕があるくらい湯船が大きい。
「バスタオル邪魔ー。取ってよ」
「嫌です!」
「やったら、こっち向いて」
「無理…」
初めて一緒に入浴したことが恥ずかしくて、壁際に向くように隅の方に寄って、春人に背を向けていた。