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甘い時間は2人きりで
第2章 夜のレッスン

「よく出来ました。お次は…」
「も、無理ぃ…お腹いっぱい…」
「無理?まだキスしかしてないよ?」

だって、キスもそうだけど…
春人の挙動がいちいちエロいから、心臓が破裂しそうなくらい恥ずかしいの!

厚い唇に垂れた唾液を指で見せつけるように拭う仕草とか…
ああ…もう…

「それがエロいんだってば!」
「え?何が?」

思わず心の声が出てしまった…

「茜さん、今日は気持ちいいこといっぱい知っていこう?男が喜ぶテクも教えてあげるから…」
「……」

春人から醸し出される色気に鼻血が出そう…
普段の犬系要素はどこ…!?
春人をクールダウンさせなきゃ…

「…ヤダ、はる…」
「へっ!?」

効いてる?

「わたげちゃんにエッチなシーン見せたくないよ…」
「そうやな…うちの姫に教育上よろしくないな…」

うんうん、いつもの犬系要素が戻ってきた?

「それじゃ…よいしょ」
「わーー!」

2度目のお姫様抱っこ。
何で!?

「わたげーおやすみー。今日もリビングで寝てよー」
「ワン」
「『ごゆっくりー』やって」
「言ってるわけないでしょ!」



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