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甘い時間は2人きりで
第8章 デート
春人がジッとこちらを見つめた後、両手で顔を覆った。
「は、春人…大丈夫?私また変なこと言った…?」
「あのさ、俺らもう何十回もキスしてるんやで?間接キスより恥ずかしいこともしてるんやけど…」
「あっ…」
言われてみればそうじゃん…
今更間接キスぐらいで恥ずかしがるなんて…
別の恥ずかしさで、顔が熱くなる。
「…間接キスで赤くなるとか可愛すぎ…」
顔を覆ったまま、肩を震わせて笑いを堪えている。
「わ、笑わないでよ…」
「笑ってないよ…」
いきなり声のトーンが変わったら、腕を引っ張られてベッドに押し倒された。
見上げると、前髪から覗く瞳はギラギラ光り、春人はスイッチが入った表情に。
「可愛いこと言って…俺のこと煽った責任取ってや」
「あ、煽ってな…ん!」
反論するより早く唇を塞がれた。
舌を滑り込ませ、口内を乱暴に掻き回される。
「ん、ふぅ…」
いつもより激しい舌の動きに気持ち良すぎて、息継ぎも出来ず苦しくなる。