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甘い時間は2人きりで
第9章 年下彼氏の甘い看病

「へー、3人兄弟の真ん中なんだ」
「うん、でも兄弟間で歳離れてるねん。兄貴と妹は15歳も違うから、兄貴がお世話してたし…」
「へー」

「それとギターの涼介とは家が隣同士で、親が仲良かったから、赤ちゃんの頃から一緒に遊んで家族みたいな感じやったな」

春人と話していたら、既に2時間も経っていた。
こんなに男性と長く話したのは初めてかも。

「もう寝よっか?」
「うん」

春人には来客用の布団を敷いてもらい、隣で寝てもらうことにした。
布団に入ろうとすると悪寒がして、思わず身震いした。

「どうしたん?」
「ちょっと寒気が…」

春人は入りかけてた布団から身体を出した。
そのまま私が横になるベッドに入り込んで、後ろから包まれるように抱き締められた。

「はる…」
「こうしたらあったかいやろ?」
「うん…」

抱き合って寝られないけど、移しちゃダメだから仕方ないよね…
パジャマ越しに伝わる春人の温もりを感じながら、瞼を閉じた。



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