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甘い時間は2人きりで
第9章 年下彼氏の甘い看病
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「んぅ…」
目を覚ますと、外はすっかり明るくなっていた。
動かせる手で乾いた解熱シートを剥がし、おでこを触ってみる。
もう熱くない。
喉の痛みと鼻詰まりは少し残っているものの、体調は大分良くなっている。
今までは2日くらい寝込まないと治らなかったのに…
頭を動かして、後ろから抱き締めている春人を眺める。
付きっきりで看病してもらったお陰かな?
「…あっ、おはよ」
ワンコみたいな寝顔を眺めていたら、春人がゆっくり目を覚ました。
「おはよ」
「体調どう?」
「ん、大丈夫みたい。ありがとね、一緒に居てくれて」
「良かった」
首筋に顔を埋めて、スリスリしてくる。
くすぐったくて身をよじると、お尻に硬い感触が伝わってきた。
「あっ…」
私がその変化に気付くと頭の動きが止まり、抱き締める腕に力が篭る。
「熱は下がった?」
「う、ん…」
「じゃあ、確認させて?」