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甘い時間は2人きりで
第10章 初めての1人エッチ
それは一緒にテレビを観ていた時、春人がジッと私の唇を見てきた。
『なに?』
『唇荒れてるやん』
『そう?』
『うん、ちょっとね。あっ、この前良い物貰ったから、茜さんに付けてあげる』
そう言って持って来たのは、高価そうな保湿クリーム。
『唇に塗ってもいいやつで、蜂蜜が練り込まれてあるんやって。はい、唇開けて…』
間近で見る春人が凄い色っぽい…
『…っ』
唇を撫でられた瞬間、快感が走った。
それと同時に湧き立った、春人に乱してもらいたい気持ちが…
別に春人は性的な気持ちで触ったわけじゃ無いのに…
すぐに性的な気持ちは萎み、春人への申し訳ない気持ちが肥大していった。
それから春人とのエッチを断って、3週間も経ってしまった…
「…というわけです」
「…うーん、何で我慢すんの?別に『エッチして』って誘えばいいだけじゃん?」
「無理無理!引かれちゃう…」
「大丈夫だって。むしろ男は普段はキッチリしてる彼女が欲求不満で迫って来たら、ギャップ萌えでメロメロになっちゃうよ。その程度で引くような男なら大したことない男よ」