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第10章 初めての1人エッチ

「もちろん、普段の茜さんも大好きやで」と付け加えて、額にキスをする。


「でも、さっき冷たい言い方して…」
「あー、ごめん。アレはちょっとね…」

何となく理由をぼやかされた気が…

「言ってくれないの？」
「ごめん、また後でな。コレで機嫌直して…」
「ん…」

頰を撫で、唇に軽く吸い付かれる。
薄く空いた唇から舌が滑り込み、ねっとりと掻き混ぜられる。

今日の春人おかしい…
さっきの冷たい声に、余裕の無さそうなキスも…

息を吸うために離れても、またくっ付いたり、離れたりを何度も繰り返す。
長いキスが終わっても、思考も蕩けて春人を見つめることしか出来なかった。

「トロンってして、ホンマ可愛い…」
「ふぅ…はる…」
「茜さん、俺今日は我慢出来やんかも…エッチしてもいい？」

抱き締められた時から感じていた春人のモノ。
意思表示をするため、春人に抱き付いた。

「…気持ち良いこと、して…」

自分から言ってみたけど…恥ずかしい！
ひ、引いてないよね…

「…っ！あんまり可愛いこと言わんといてや…抑え効かんって…」