この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘い時間は2人きりで
第12章 仲直り?

お互いに名刺交換を終えた後、企画の骨組みを作っていった。
「もうお昼ですか…」
「蔵本、私は高山さんとお話があるから、昼飯でも食べて来い」
会議室から出ると、蔵本くんはグッと伸びをした。
「ふぅ…茜ちゃん、お昼は用意してるの?」
「いや、これからコンビニに買いに行こうかと思ってて…」
「まだ用意してないんなら、俺とランチ行ってくれる?」
断る理由もなかったので、一緒にランチをすることに。
蔵本くんに付いて行くと、会社の近くにある天ぷら屋さんに入った。
「ここ美味しいんだってね」
「そうなんだ。私、初めて来たの」
席に着いて、メニューを確認すると、美味しそうな料理が沢山。
目移りしつつ私は天ぷら御前、蔵本くんは天丼を注文した。
しばらく談笑していると、料理が運ばれて来た。
「いただきます」
美味しそうな天ぷらの中から、エビを口へと運んだ。
サクサクしてて油がくどくない、美味しい。
「かぼちゃだ。いいな」
「いる?」
「マジで!?半分もらっていい?じゃあ、俺のハモあげる」
一個丸々ハモを渡されたけど、半分にしてもらって交換した。

