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甘い時間は2人きりで
第12章 仲直り?

「ん、美味しい。タレも甘くて…」
「かぼちゃうまっ!」
「昔からかぼちゃ好きだよね?」
「うん。懐かしいね…よくファミレスに行った時に料理の交換してさ…」
「そうだね」

よくファミレスで集まって、ご飯食べながら勉強してたな…
懐かしい思い出に浸っていると、蔵本くんが真面目な顔になった。

「茜ちゃん好きだよ。友達としてじゃなくて、異性として…」
「えっ!?」

いきなりの告白にびっくりして、持っていた箸を落としそうになった。

「いきなりごめん。でも俺は本気なんだ。昔から好きだった…同窓会で再会したのを機に、茜ちゃんと付き合いたい気持ちが湧き上がって…」
「……」

空くんの私のことを「好き」という気持ちは凄く嬉しい。
でも、私は…

「…ごめんなさい、今付き合ってる人が居るの。その人が大切だから…空くんの気持ちには応えられない」
「そっか…ごめんね。困らせちゃったね…」
「空くん謝らないで」



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